ご質問への回答

本日は久々に、ご質問いただいた内容について回答させていただきたいと思います。

ただし、とてもすべてのご質問にはお答えできませんので、質問の多いものを中心に回答させていただきます。

Q1.逆張りは下落トレンドでの成績が悪い(買いの場合)ですが、これについてはどう考えているでしょうか?

基本的に、順張りの場合は単体のルールですべての相場で勝つことは不可能だと考えています。
私の考える良いルールというのは、「苦手な相場では小さな損失に抑えていること」と「得意な相場で大きく勝つこと」です。
例えば、1990年から続いた長期にわたる下落相場をトントンでしのげばそれは「良いルール」であると考えます。
そうすれば、保ち合いや上昇トレンドが長期に続くような相場では、一気に資産を増やすことができるからです。

とくに順張りの場合、データが1990年以降でしかテストができないような市販のソフトで検証すると、順張り系の手法の成績が極端に悪く見えてしまうので注意が必要です。
すべての年で必ずプラスになる手法を求めると、せっかく長期的には有効であるシステムを最初から除外してしまうことになります。
私が考えるベストな方法とは、長期的に有効な複数のシステムを組み合わせて、可能ならばすべての相場で勝てるシステムを作り上げることです。(それでも一時的にマイナスになる年はいずれ来ると思います)

Q2.順張りの場合の相場全体の買いサインを知りたいです。

私自身は、順張りで全体相場の買いシグナルというようなものは用意していません。
しかし、上昇相場では買いシグナルが多く、下落相場では極端にシグナルが少ないことから、数十銘柄に分散した場合は、自然と相場の状況に合わせて「上昇相場ほど買いポジションが多い」という状態が出来上がります。(上昇相場ほど投入資金が多くなる)
したがって、資金が極端に少なくて分散が難しい場合は、保有株でポジションが一杯になる時期が多くなるため、多少不利になるかもしれません。
ちなみに私の分析では、順張り単体での最適な銘柄分散数(均等に分散する場合)は20銘柄への分散がベストという結果になっています。

Q3.先日の日記で書かれたように、「分割して売る」などの裁量を入れると感情が入るため、システムトレードにならないのではないでしょうか?そこの矛盾に回答が欲しいです。

日記中でも書いているとおり、あくまでも精神的な苦痛を和らげるための苦肉の策であって、ルールどおりにトレードするのが原則です。
しかし、順張りの場合、利益確定を早めるとトータルの利益は下がるかわりに勝率が上がりますので、精神的に継続するのが難しい方はそういう方法もありということでご紹介しました。
もちろん、長期的な利益(期待値)がマイナスになるようではまずいですが、急騰したときに売却することで期待値がマイナスになることはありませんのでご安心ください。