システムトレーダーのジレンマ

本の執筆などをしていて時々思うのですが、システムトレードをネタにして読者の方々に喜んでもらえる内容のものを書くのは非常に難しいですね。

当然、私自身も自分のお金を運用しているため、自分の使用しているシステムのロジックの詳細は書けるはずがないのですが、かといって何も書かないわけにはいかない・・・(汗)

本来、バックテスト(検証)のやり方とか検証結果の重要なポイントなどといった根本的なことを書いたほうが読者のためにもなるのでしょうが、そういった一見難しい(?)内容は全然需要がないのです。(つまり、本が売れない)

究極的には「×年で×億円にした投資法!」などのほうが売れるのでしょうが、そこまで極端でないにしても、何らかの直接的に利益の出せるロジックが書いていないと誰も読んでくれないということになってしまいます。

つまり、「自分の使っているロジック(売買ルール)ではないが、そこそこ使えるもの」を書かなければならないわけですね。そんなの無理です!(汗)

万が一、検証する過程で良いロジックが見つかれば自分でこっそり使うでしょうし、使えないロジックなら公開しても(一部のマニアックな方を除いて)誰も喜ばないわけですし。

う~ん。何を書いたらいいものでしょう(汗)

空売り銘柄の判定

本日は空売り銘柄の判定についてご質問をいただきましたので、簡単に回答させていただきます。

空売りで良いルールを見つけたときに、いざ実践みようとするといくつかの問題が発生することがあるかと思います。

例えば考えられるケースとしては

1.貸借銘柄でなかったため、信用売り注文が出せなかった
2.空売り規制がかかっていたため、信用売り注文が停止中だった
3.売買単位が大きくて保証金が足りなかった

などでしょうか。

上記の問題をどう解決するかはともかくとして、私が実際に空売り銘柄の判定として利用しているのは単純に「貸借銘柄であること」という条件のみです。

ちなみに貸借銘柄の一覧はこちらの日本証券金融のWEBサイトから取得することができます。

これだけだと上記の1以外の問題は解決できないことになりますが、私自身は空売り銘柄の正確性に対してはそれほど神経質になっていません。

実際に注文を出してみたときに「空売りできません!」といわれれば素直に諦めるだけですね(笑)

私の実体験でいうと、順張りの売りに関してはほとんどの場合、空売り可能な場合が多いのですが、逆張り(短期間で大きく上昇している銘柄)は規制がかかって売れないことが多いようです。

貸借銘柄はたしか1700銘柄程度だったかと思いますが、ある程度出来高等があり、小さな金額でも空売りできる銘柄に絞ると実際には数百銘柄しかないかもしれません。

しかし、実運用の成績がそれほどバックテストと異なっているという印象はないため、それほどこだわらなくても大丈夫かなというのが私の意見です。

だんだん空売りが・・・

今週の日曜から久々に風邪をこじらせてしまいまして、ようやく起き上がれるようになりました。

子供の頃は38度の熱でも平気で外で遊んでいたのに大人になってから風邪をひくと結構辛く感じますね。

多分、大雨の中でジョギングしていたせいだと思うのですが、私がジョギングすると天気予報にかかわらず、なぜかいつも大雨が降るんですよね・・・(汗)

さて、最近のマーケットですが、米国は上昇トレンドに戻りつつあるにもかかわらず、日本だけ置いていかれている(下落トレンドのまま)という感じです。

私のポジションのほうはどうなっているかというと、かなり空売りのポジションが増えてきています。

現時点では「雪印メグミルク (2270)」、「沢井製薬 (4555)」などに売りを入れていて、本日も「宮崎銀行 (8393)」に売りを仕掛けました。

だいぶ前に「クレハ (4023)」が損切りになった他は含み益が出てきて良い感じなのですが、逆張りのほうが含み損を抱えているので、トータルではそんなに利益が出ているわけではありません。

ただ、もう少しで年初来の最高資産更新というところで踏みとどまっているので、そろそろ逆張り銘柄に反発してほしいところですね。

逆張り銘柄が反発したときには当然、売りを入れている銘柄も上昇してしまうわけですが、逆張りの反発力に比べたら微々たるものでしょう。

まだこの先どうなるかはわかりませんが、何とか年利で3桁に届いて欲しいところですが・・・。

スクリーニング

スクリーニングというと銘柄のスクリーニングをイメージしてしまうかと思いますが、今回はまったく投資とは無関係なスクリーニングの話です。

今の時代、私たちが買い物をするときや何かを調べるときは、必ず最初にインターネットの口コミサイトなどで調査・絞り込み(スクリーニング)をしてから実行に移すのが普通かと思います。

私ももちろん大抵の場合はそうしているのですが、このスクリーニングがなかなか難しくていつも苦労しています。

というのは、インターネットの評価や口コミの類はあまり参考にならなかった経験が多いからなのです・・・。

先日、スポーツ障害に強い病院を調べて実際に診療に行ってきましたので、その経緯をちょっと書かせていただこうかなと思います。(特に今回が失敗例というわけではありませんが)

以前からブログを見てくださっている方はご存知のとおり、今年からちょっと本格的にマラソンに挑戦してみようと思いまして、数ヶ月前から練習を始めたのですが、せっかくなのでそれなりに大きな目標がほしいところです。

そこで、かなり無謀な計画なのですが、40歳までに夫婦(妻と私)でウルトラマラソン(100Km)を完走しようかなということになりました。
もちろん、私も妻もマラソンに関してはド素人ですので、相当無茶な計画なのは承知のうえですが・・・

ただ、私は9年ほど前からアキレス腱(とくに右足)に痛みと違和感があり、あまりまともに走るのが困難な状態なのですが、日常生活に支障はないため、今までずっと放置状態でした(汗)
9年間も治らない怪我ってどういう怪我なのでしょうね・・・

しかし、本格的にマラソンを走るとなると、さすがにこのままでは少々辛いため、スポーツ障害に強い病院を探そうということで今回スクリーニングをかけてみたわけです。

ためしにYahooで「病院 口コミ」と入力して検索してみると
1番目に「QLife」
2番目に「ホスピタ」
というサイトが出てきました。

続いて同じくYahooで「病院 ランキング」と入れて検索すると
1番目に「オリコン」
2番目に「Yahoo!ヘルスケア」
が出てきます。

いくつかのサイトで「ランキング上位に入っていること」と「自宅から近い(遠くない)こと」を条件に絞り込んだところ、荻窪にある某クリニックが良さそうな感じです。

クリニックということで大きな病院と違って設備がやや心配ではありますが、HPをみると院長は某プロ野球チームのチームドクターを務めているとのことなので、なんとなく安心感はあります。

ということで早速行ってまいりました。

まず1度目(ということは2度目があるということですが・・・)の診察ですが、着いた途端にびっくり仰天!ものすごい行列です・・・
これでは何時間も待つのではと思ったのですが、なぜか30分もせずに順番が回ってきました。

その理由は診察を受けてわかりましたが、どうやら一人あたりを1分程度で終えるようにしているみたいですね・・・。
まあ病院もビジネスなので仕方ないのかもしれませんが、一人あたりの診察を手短に終えて回転数を上げるほど利益が多くなるということなのでしょう。
投資でいうところの短期売買と同じ原理です。

肝心の診察ですが、私がアキレス腱の症状を説明するとレントゲン室へ行ってくれとのこと。
まあ、一応レントゲンも撮ったほうがいいとは思いますが、アキレス腱の障害を疑う場合はレントゲンではなく超音波でなかったでしたっけ?(汗)

レントゲンを撮った後、院長の説明を聞きに戻ると「足の専門医がいる水曜日に再度来てほしい」とのことです。
ということは院長さんは足は診れないのですね・・・。
仕方がないので、とりあえず予約だけしてその日は帰りました。

そして、しばらく私が忙しかったため、2週間後に2度目の訪問。
この日は予約患者だけのようで、それほど込んでいなかったため、10分ほどで順番が回ってきました。

前回と違ってさすがに足の専門医ということはあり、手際よく足を折ったり叩いたりして状態を見ていきました。
そして、どうやら断裂などはしていないだろうとのことです。(仮に一時的に断裂したことがあっても、もうくっついている)

アキレス腱に常時痛みを感じる原因は、通常の人と比べて踵(かかと)の上の骨が極端に出っ張っているため、歩くたびにアキレス腱が引っかかるのだそうです。

「先天的な障害なので一生治りません。」

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「どうしても走るというなら、踵の骨を手術で削るか痛みを我慢して走るかですね。」

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マラソンランナーにとってアキレス腱の痛みは致命的なので、正直手術するかどうか今でも迷っているのですが、当面はこのまま放置して我慢しながら走ろうと思います。
でも結構痛いんですよね・・・(汗)

今回の診察で一応は原因がわかったものの、そういえば現状でアキレス腱がどの程度傷ついているかまでは聞けませんでした。(そもそもレントゲンしか撮っていないのでわかるはずはないですが)

走っていていきなりアキレス腱が「ブチッ!」って切れたりしないかちょっと怖いですが、一応は診てもらったことで気休めにはなったかなというのが感想です。

病院自体の私の評価としては、可もなく不可もなくといったところで、近所の小さな病院でも変わらなかったかなというのが素直なところでしょうか。

インターネットの評価って本当に難しいですね。

最初の練習用として申し込んだ「戸田マラソンin彩湖2010」(ハーフマラソン)まであと1ヶ月強になりました。
完走だけなら楽勝だと思いますがちょっと緊張しますね・・・

売買ルールの公開範囲・・・

普段はあまりコメントをチェックしないのですが、久しぶりにコメント欄をチェックしたところ、たくさんの方からコメントをいただいていました。

すいぶん長い間更新をサボっていたにもかかわらず、記事をご覧くださっている方がたくさんいるようで安心しました。大変感謝です。

基本的に私のブログにいただいたコメント欄は非公開にしているのですが、内容はなるべくチェックするようにしますのでご安心くださいませ。

いただいたコメントのなかでもっとも多かったのは売買ルールの公開範囲についてでしょうか。

ストレートにいうと「あまり売買ルールは公開しないでほしい」とのことなのですが、私もこれには同意します(笑)

というのは、システムトレードの特性上、売買ルールを完全な形で公開してしまうと、まったく同じタイミングで売買する人が増えるため、その分だけエッジ(優位性)が薄れてしまうと考えられるからです。

じつは、何年か前までは売買ルールをちょっと公開したくらいではマーケットに影響など出るはずがないと思っていたのですが、逆張りのシステムトレードに関する本を出版したときにはまだシステムトレード自体があまり知られていなかったこともあり、結構なインパクトがあったようで私自身も驚きました(汗)

そういうわけで、売買ルールよりももっと大事な部分をお話するほうが皆さまのためにもなるでしょうし、今後はセミナーなどでもそちらのほうを中心にお話することが増えると思います。
もしそれなりの売買ルールを公開することがあるとすれば、よほどの少人数で開催するセミナーくらいでしょうか・・・。

ちなみに今月開催のシストレフェスタは売買ルールが中心の話にはならないと思いますので、公開する売買ルールの中身についてはあまり期待しないでくださいね。

今回出演させていただくシストレフェスタは、エンジュクさんでこういった形式で開催されるセミナーとしては最後の出演になるかもしれません。(断言はできませんが・・・)

売買ルールの解説(デイトレ空売り)

私の使用しているいくつかのストラテジー(売買ルール)の中で、今度はデイトレ系の売買ルールについて解説させていただきます。

…といっても、私が実際の売買で使っているものですので、さすがにブログではネタばれできませんが(汗)

下記は寄付きで売り仕掛け、大引けで買い戻しの決済という、ほぼデイトレ系に属するタイプの売買ルールを検証したものです。(ちなみに仕掛けは買いではなく売りになります)

損益グラフ_デイトレショート.bmp年別サマリー_デイトレショート.bmp※2006年~2010年9月 複利運用

運用資産の推移をみると、約4年間で300万円が2300万円ほどになっています。

年間利回りはおよそ30~80%の範囲となっていますが、実際に売買してみると空売り規制(私の感覚では3~4割りくらいでしょうか)がかかっていたりすることがあるため、現実の利回りはもっと低下します。
そのため、資産曲線のだいたいの傾向としてとらえていただければと思います。

ちょっとだけヒントを書かせていただくと、逆張りをベースとしたルールに非常にシンプルなトレンドの判定を追加したルールとなっています。

つまり、長期では下落トレンド傾向にある銘柄が一時的に大きく反発したタイミングで頭をひっぱたくように売り(ショート)を仕掛けるという具合です。

あまり大きな資金が入れられない(大引けでスリッページが発生するため)という欠点があるため、私にとってはメインの売買ルールではないのですが、少ない資金で運用する場合にはそれなりの利回りになるので良いルールといえるのではないでしょうか。

今年と昨年の成績を比較すると、1トレードあたりの平均損益はほとんど変わらないのですが、今年はトレードの回数(チャンス)がかなり少ないため、あまり大きな利益にはなっていません。

おそらく下げっぱなしの相場で大きく反発する銘柄が少ないのが原因だと思うのですが、そもそも今年は相場のボラティリティ自体が小さいので、ほとんどのルールは成績が鈍化傾向にあるような気がします。

私としては上でも下でもいいので、もう少し大きく動いてくれる日が来ることを願っているのですが・・・。

今日も20Kmほど走ってきます!